生きる意味を問いかけ、生きる希望を描く！

人には言えない過去をもち、借金を返すためにどら焼きや（どら春）の店長として働く千太郎。店で働きたいと訪ねてきた徳江のつくる「餡（あん）」のおいしさに驚き、雇うことにするが、徳江がハンセン病患者という噂が広まり…。

千太郎と徳江はお互いの存在に影響を受けつつ、新たな一歩を踏み出そうとする姿が描かれます。研ぎ澄まされた声と楽器（ピアノ、クラリネット）のアンサンブルがとても美しい、心を打つオペラです。