木々はゆらめき、命はきらめく。
光と影、音楽が重なりあい、
やわらかな生命の軌跡をたどる
少し不思議で、あたたかなパフォーマンス。

◇作品について

ここにいるよ 風にそよぐ枝のように きみに腕をふっている

ほら ぼくの足の上にのって きみの軽いからだを支える根になろう なでておくれ ぼくの髪は冬の訪れと共に落ちる葉っぱ

腰をかけてやすもう 生まれ変わるときが来るまで

太陽の温かみを感じ 雨から恵みを受ける

ノンバーバルな演劇作品で定評のある
Albero 木
イタリアの老舗劇団、ドラマティコ·ベジターレ。

「Albero(アルベロ)」はイタリア語で「木」を意味し、
木が育っていくように、生まれてから老いていくことを、
舞台美術や小道具、影、音楽などを使って優しく語りかけます。

2歳から楽しめる、言葉に頼らない、視覚や聴覚で『感じる』
パフォーマンスをどうぞお楽しみください。

眠りについて、そして息がたえても、もしかして･･･ 生はつながり、きみは･･･ 小さなきみは、ぼくの中にも外にもいる

ドラマティコ・ベジターレ

一演出家ノートより

◇ドラマティコ・ベジターレ　とは？

1974年に発足し、イタリアの児童演劇を牽引してきた 人形劇団。40年以上に渡る活動の中で、舞台作品や現 代美術作品をイタリアに限らず、世界各地で発表して きた。特に近年では、2歳から楽しめる作品に焦点を あて、感覚に訴えかける、言葉のない舞台作品を上演 しており、フランスの世界人形劇フェスティバルを抽 め、各国のフェスティバルに招聘されている。2008年、 テヘラン国際人形劇フェスティバル、最優秀舞台装置 賞を受賞。2009年、第34回国際人形劇フェスティバ ル「Arrivano dal mare」でも金賞を受賞。

作·演出:　　　ピエトロ·フェナーティ
舞台美術·出演:ピエトロ·フェナーテイ・エルヴイラ·マスカンツォー二
音楽：　　　　並河咲耶
照明・音響：　ジルベルト・ボンツィ