「モンローのような女」上映(真鍋博展 関連イベント)

(C)1964 松竹株式会社

 

舟橋聖一の同名小説を、「「可否道」より なんじゃもんじゃ」の白坂依志夫と「二人だけの砦」の渋谷実が共同で脚色、渋谷実が監督した女性ドラマ。撮影もコンビの長岡博之。

真里明美の松竹デビュー作で、出演者には大物俳優が名を連ね、若き日の姿がスクリーンに甦る。
オープニングのタイトルイラストは真鍋博。


同年製作の「太陽を抱く女」にも真里明美が主演し、真鍋がタイトルをデザインした。
真鍋は1961〜67年にかけて、いくつかの松竹映画のタイトルデザインを手がけている。


島いち子は、踏切警手を父に、精神病の母をもつ、一七才の高校生だ。が生れつきもっている素晴らしい肢体と美しい顔は、婦人科カメラマンの好餌であった。叔母お鈴が経営する店の定連である水口はまず最初に彼女にモデルを指名した。店に手伝いに来ているまさ枝の説得もあってやっといち子は、水着姿で水口のモデルとなった。どこかモンローの面影を宿すいち子の素晴しい雰囲気は写真家の評判となったが、いち子は、決してヌード写真を撮らせようとはしなかった。いち子のいとこでお鈴の息子の孝太郎は、好意をもっていたいち子のそんな行動や、母親の乱行にいやけがさし、家出をした。そんな時いち子は初めて水口と撮影旅行に出かけた。大胆なビキニ姿のいち子は、洗錬された美しさをもっていたが、水口にとって満足すべきものではなかった。ある夜、まさえの紹介で、カメラマン新庄を知った。裸を条件に二倍のギャラを出すという新庄をいち子はつきとばして飛び出した。久し振りに水口スタジオに顔を出したいち子は、すでに新しいモデルに夢中な水口を見て、裸になろうと決心した。毎日深酒に酔いしれる父と、精神病院から抜けだし殺傷事件を起した母、そんな中でいち子のゆく所は水口スタジオしかなかった。「脱ぐわ。今度こそ、今日から新しい島いち子の誕生よ!」恥じらいのうちに、いち子の顔には、男の目に裸身をさらす愉悦が走った。

 

監督 渋谷実
出演 真理明美 森光子 笠智衆 ほか

1964年製作/95分/日本
原題:Naked Girl
配給:松竹

イベントインフォメーション

開催日 2020年9月13日(日)
時間 13:30~ ※当日11:00から多目的ホール(あかがね座)にて先着順に整理券を配布します。
料金 無料
会場 多目的ホール(あかがね座)
お問い合わせ あかがねミュージアム
電話 0897-31-0305